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夏休み1日目〜ラロシェル 

去年の秋にFleur de sel 塩の華のEmiさんを精進料理教室に
お誘いし、その時にEmiさんに
「梅雨の6月生まれはなんか損。それに今年はわんこが転勤したから
きっとひとりぼっち」

「それならラロシェルに来る?梅雨無いし」

ということで、フランスのラロシェルに住むEmiさん宅を訪問。
シャルル・ド・ゴール空港に4時着。
入国審査とビックアップを終え、TGVまでの4時間ものあいだ
どう時間潰しをするかと、空港直結のTGV乗り場まで92ℓのリモアを
ゴロゴロとゆっく〜り、ゆっく〜りと歩をすすめました。
TGVの場所を確認し、異邦人の食卓のタヌ子さんからのアドバイスで
シェラトンホテルでコーヒーを飲んで時間を潰そうとしましたが、
なにせ4時過ぎでホテルのロビーが開いているだけ。

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こちらで6時まで待ちましたが、開く気配なし。
途中、フロントに一番古い女性の職業とおぼしきお方が現れ
何か云っている。そして大きなトランクを持って黒い身支度の
教養のありそうな黒人の青年が隣のソファに腰をおろし、
なんとなく気まずい感じ。
お手洗いに行きたくなりましたが、お手洗いが見つからず、
仕方なくTGV乗り場までリモアを押しながら行くとパンのポールを発見。

ポールでアプリコットのパイとよく見かける炭酸ドリンク。
美味しくもない? いや不味かった。
時間をかけてゆっくりと食べる。
TGV乗り場のシートでリモアに肘を着いてボーっと。

時間になったのでホームに降りていくと何人かの人がチケットを
機械に通していました。
乗車前に駅の刻印機でブァリデーションをするようEmiさんに
注意を受けてしました。忘れると罰金だそうです。

ブロンドのお嬢さんを見つけて確認し、乗ろうにも発車時刻に
なっても降りてくる人が続きました。
途中駅でも停車時間が長くどこも発車時間を過ぎている。
ポワティエでTERに乗り換えなくてはならないのに
その電車の発車時間を15分過ぎていました。

途中タヌ子さんから「今どこ?」とメールが来たので
TGVが遅れて乗り継ぎができなかったのし、バッテリーが
ほとんどないので、助けを求めました。

のんびり屋ソーニャはTGVが送れたのだからTERが待っていると
思っていまいした。ポワティエのホームの反対から出ると
聞いていましたが、誰もいない。
行き先掲示板もなく、聞くにも人がいない。
跨線橋で大柄なオバさんを見つけて聞くと
駅員詰所方向を指さしチケットを払い戻し?をする?
なので跨線橋の道なりに行くと、先ほどのオバさんが
息絶え絶えに行き先掲示板まで連れて行かれ列車を
教えてくれました。あと1時間半ほど。

しばらくするとそのオバさんソーニャを見つけて
列車を間違えたようで訂正に来てくれたのです。

それから10分ほど経つてさきほどのオバさんが
列車を間違えたことと、チケットは払い戻さなくて
いいことを云いに戻ってきてくれました。

オバさんの優しさに両手を握って感謝を示したら
鼻水がでそうになりました。


TGVの車中でお隣のオバさまはソーニャに話かけたくて
ウズウズしてるのが分かりました。
車掌さんにソーニャがポワティエで乗り換えるから
教えてあげてとでも云ってたようです。
オバさまの娘さんが茨城大学に留学して
いたことがあって、オバさまはこれからコンサートに行く途中でした。

結局3時間待ちなので駅前のバー&レストランで
バニーニ&オレンジジュース。これもゆっくりと平らげ。
駅で列車の確認。到着ホームがわかるのは5〜10分ぐらいで
ホームに行くが列車が来ない。

ホームの5人しか座れない待合室で2人組のオバさんと
ひとのオバさんと待っていました。

40分おくれの文字が ←もちろんフランス語
それでも来ない。
どうしようもないので、待合室に戻ると先ほどのオバさんらに
お菓子を頂きました。
結局1時間5分送れてポワティエを出発。

ラロシェルに着いたのは予定より4時間遅くです。

ラロシェルの駅でEmiさんを見つけた時は思わず抱きついてました。

後日談ですが、スト初日だったそうです。
ソーニャに伝えて不安をあおってしまうから云うか伏せておくか
悩んでくれていたそうです。
翌日は列車全運休でした。なのでラッキーだってようです。


Emiさんちでソーニャを待っていたくれたのは優しいご主人と
スナフキンのようなご主人のお友達。凸凹コンビで見てて
微笑ましいんです。


着いてからシャシャッとキッシュを作ってしまうEmiさんでした。

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鴨のテリーヌ
事前にリクエストしていたんですよ。

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生牡蠣
小粒でぷっくり、ミルキーで美味しかった。

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アスパラのキッシュ
バター控えめで優しい味。




AIRFRANCEの機内食
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牛肉の胡麻味噌ソース味、南瓜、ほうれん草、椎茸、ご飯

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by petapeta_adeliae | 2014-07-01 23:48 | Trackback | Comments(24)
Commented by Mchappykun at 2014-07-02 00:59
待ってました!
ストのこと言ったらソーニャさんが余計心配するかと、、って、塩の華さんは本当にお優しい。
読んでいて、私はストのこと塩の華さんのブログで知っているのに、ハラハラしました。とにかく無事到着で良かったです。塩の華さん、どんなにやきもきしたことでしょう。
心のこもった美味しいご馳走で、ソーニャさんの疲れも吹き飛んだのでは?

ソーニャさんと塩の華さんと同じ出来事を両方からのブログで読ませて頂くなんて、幸せです。
Commented by yamazou13 at 2014-07-02 02:56
スト初日に4時間遅れで到着出来手のは本当に良かったですね。
お一人で移動されているし、Emiさんやタヌ子さん心配されたでしょうが、やっぱりソーニャさん強運の持ち主なのですね。
美味しい手料理を満喫出来て損な誕生月も良い誕生月に変わって良かったですね♪
Commented by akdeniz_tk at 2014-07-02 05:36
本当に、本当にお疲れ様でした。
旅先のハプニングは、焦りますよね。特に、相手を待たせている場合には。
無事に到着できてなによりでした。後になると、良い話題になるけれど、
すんなり行ってほしいですよねぇ~。
おいしそうな手料理に、特産(ですよね?)の生ガキ。
ストを除けば、素敵な旅の始まりですね。
Commented by タヌ子 at 2014-07-02 07:40 x
携帯のメッセージは読めてたのね。
fleur de selさんからソーニャさん無事到着のメールをもらうまで、まだ空港にいるんじゃないかとやきもきしてました。
フランスは本当にストの多い国。
まあ、ストがなくても列車の遅れは日常茶飯事なのだけど…
大変な思いをして到着したラロシェルで初めて食べたfleur de selさんのおもてなし料理は涙が出るほど美味しかったでしょうね。
Paul,真剣にどうにかしてほしい。
はっきり言ってフランスの恥さらしだと思う。
Commented by melocoton1 at 2014-07-02 14:07
フランスのストに当たってしまったなんて!
ヨーロッパ生活24年目の私でもフランスは言葉がイマイチ通じないのでドキドキするのに大変でしたねー。

でもFleur de selさんの美味しいお料理が待っていたら、いっぺんに疲れも取れそうです!
Commented by genova1991 at 2014-07-02 15:06
初日から大変でしたね。
本当にお疲れさまです。
フランスっていまだにストがあるのですか、、
大昔うろついていた頃も郵便局だの鉄道だの、しょっちゅうストで本当に厄介でした。今の日本は楽ちんでいいですね^^;
(大昔は日本だって国鉄のストだの順法闘争だので厄介でしたが)
ようやくたどり着いて、知ったお顔に再会出来た時は
どんなにか嬉しかったことでしょうね。
空港での4時間待ち、鉄道の4時間遅れもふっとんだことでしょう^^
美味しい手作りのお料理でのもてなしがなによりですね。
その後の楽しい日々のレポをわくわくして、待っています!!
Commented by tokunosuke23 at 2014-07-02 17:53
この頃、長い文章を見ると、脳が激しく拒否します。
斜めに読みました・・・・・失礼しました
7月5日を楽しみにしています。
Commented by tuguki2964 at 2014-07-03 14:35
お~~っ!
そーにゃさんの夏休みは、おフランスだったんだ~~!
でっ、波乱万丈の旅の始まり...。
日本語と片言の英語しかできないアテクシとしては、そんなトラブルにフランス語で対応できちゃうそーにゃさんに尊敬のまなざしだよ~~!

と言いつつ...。
実は、たどり着いたお友達のおうちごはんに目が釘付けです。
どれも、これも、おいしそう...。

Commented by fleur de sel at 2014-07-03 15:19 x
本当に心配しました。パリで釘付けになったらホテルをとるのも大変だろうと思って本当にソーニャさんのポワティエまでの列車が運行していて不幸中の幸いでした。そのあとも。運が強いのですね。お疲れ取れましたか?私は今ドイツのジャーナリストが主人にフランス語の集中講義に2週間滞在中3食作りに追われています。昼は義妹も一緒なので魚料理夜はお肉料理で私は食欲がなくなってしまいました。
Commented by arak_okano at 2014-07-03 20:43
ソーニャさん、牡蠣食べたい、飛行機に乗りたいのアラックに
幸せの写真をありがとうございます、バグースです。
日本語しか駄目なんで、フランスは行けないな!
Commented by petapeta_adeliae at 2014-07-05 01:30
Mchappykunさん
Emiさんは冷静沈着でかなり男前です。^^
共に過ごしていても十人十色だから感じ方の違いとかが
読み取れて面白いですよね。
白夜で夜半に寝ましたが、悔しいことに翌日いつものように5時半に
目が覚めてしまいました。折角寝坊助できるってたのに。。。
お年頃だからでしょうか?!
Commented by petapeta_adeliae at 2014-07-05 01:36
越後屋さん
列車がでなければカードがあるのでホテルに泊って
翌朝にラロシェルに向かえばいいかなってぐらい呑気でした。
でもね生牡蠣の鮮度が落ちちゃいことだけが気がかり^^;
実際翌日は完全に止まっていたんので良かったです。
4時からTGVのポワティエ寸前までこんなにスムーズって
あり得る?!かと自答自問してました。
Commented by rinflower221 at 2014-07-05 08:39
お疲れさまでした。
本当に4時間遅れで着くなんてラッキーだと思うわ
私なんて、お昼に着くはずが、夜中になってホテルも予約してなかったので、かなり焦った覚えがあります...この季節のフランス、お友達もいて、さぞ楽しく美味しい旅になるんでしょうね、これからの記事楽しみです
Commented by petapeta_adeliae at 2014-07-05 09:47
アクデニズ。さん
ポワティエで乗換が発車する時間になっても着かなかったのには
参りました。そして列車が動かなかったらホテルに泊ればいいって
思いましたが、携帯のバッテリーが少なくて、電話をもらっても
受信できなかったらと不安になりました。でも迷子になったわけでは
ないので年齢のせいかドシッとしてるなって実感してましたよ。
Commented by petapeta_adeliae at 2014-07-05 12:18
タヌ子さん
ストを知らないでいたのが幸いしたみたい。
そう云えばフランスのストって毎年ニュースで見聞きしてたワ。
携帯に返信してたんだけど届いていなかったの??
シェラトンで飲食が出来なくて喉が乾いて自販機はあったんだけど
紙幣しかなくて付近をくるくる回ったらポールしか開いて
なかったのですよ。以前タヌ子さんが美味しくないって書いて
たような記憶があったけど水分が欲しくて買ったけど
あんなに不味いとは、、、
Commented by petapeta_adeliae at 2014-07-06 05:37
メロさん
TVでフランスのストは毎年のように見ていて、それも一週間と
長期に渡っていたことを思い出しました。
ラロシェルに着くまで知らなくて良かったかも。
語学からっきし苦手なのに話かけられて、なんとなく相手の
云ってることは分かりましたが、返答が出来ないのが
歯がゆかったです。
Commented by petapeta_adeliae at 2014-07-06 06:08
genovaさん
ストを回避している日本からは考えられません。
決行された記憶は高校生の時だったと思います。
何日もかけてストをして国民からクレームが着かないのか不思議です。

Emiさんのお顔みたら安堵の気持ちでお腹が空いてしまいました。^^
車でEmiさんちまでの風景に見とれてさっきまでのこと
すっかり忘れてましたよ。


Commented by petapeta_adeliae at 2014-07-06 06:54
徳さん
>この頃、長い文章を見ると、脳が激しく拒否します
それってきっと二日酔いではないの?

昨日は美味しいお食事ごちそうさまでした。
Commented by petapeta_adeliae at 2014-07-06 07:09
tuguしゃん
語学はからっきしで、ましてフランス語なんてちんぷんかんぷん。
まわりにいた親切なフランス人のおかげでことなきを得たんです。

>たどり着いたお友達のおうちごはんに目が釘付けです
これからはPCから離れなくなるわよん!!
チャチャッと美味しい料理が魔法のように出来ちゃうんだから。
Commented by petapeta_adeliae at 2014-07-06 07:24
Emiさん
この手のアクシデントはあとでは楽しい思いでに変わります。
ポワティエでひとり何を物思いにふけっていたかというと
Emiさんにリクエストするお料理です。^^
あまりにあって頭のまわりを魚介が飛び回ってました。
帰国してしばらくしてから時差ぼけになり2時ぐらいまで
眠れないか、4時に目が覚めてしまいます。
Commented by petapeta_adeliae at 2014-07-06 08:09
アラックさん
小粒な牡蠣ですが美味しさが凝縮されていていくつでも
食べられます。今回初めてワインでいただきました。

ソーニャも語学はからっきしです。
出来なくてもどうにかなるものです。
Commented by petapeta_adeliae at 2014-07-06 08:16
Rieちゃん
そう云えば、バリに行った時は飛行機が6時間遅れだった。
最終日は夏休みに入って、セール初日で翌日からパリの人口
増えたんじゃないかな。6月がベストシーズンだとは
知りませんでした。いい時期にいけてよかったです。
Commented by miriyun at 2014-07-07 08:20
ストの中での無事な到着よかったです。
異国でハプニングは先が読めないのでドキドキです。
フレンチのお料理の渦に突入!
このあとも楽しみ〜‼︎!
Commented by petapeta_adeliae at 2014-07-08 05:41
miriyunさん
実は行きより、帰りの方が冷や汗モノだったんです。
海外は貧乏性で周遊ばかりで、今回のような一週間滞在
それも個人宅に泊ったのは初めてです。
Emiさんフランスのトップシェフの一般人で4位になった腕前
なんですよ。
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